あの家に暮らす四人の女(気になるモノ)
おはようございます。私のブログへお越しいただきありがとうございます。
今回ご紹介する気になるモノは、書籍「あの家に暮らす四人の女」（三浦しをん 著）です。
日常系の小説で、古びた洋館に暮らす母子。そして娘の友人女性二人が訳あって同居することになり、４人家族の周りで起こる様々な出来事を描いた物語です。
様々な出来事といってもハラハラするような大事件というものではなく、ちょっとした日常の出来事を淡々と綴った内容です。
それでも興味深く、緩やかであるが故、深く没入することができ、
読んだ後はとっても優しい気持ちになれました。
いびつな家族構成でありながら、日常的な出来事に一喜一憂する４人の女性達の生活はとても魅力的で新鮮な物語でした。
それにしても小説というものは素晴らしいですね。人間は頑張っても一人で一人分の経験しか味わえませんが、本を読み、その世界に没入することにより疑似的ではありますが、何倍もの人生を体験し、喜怒哀楽することができます。
ジェットコースターみたいな躍動する展開はないですが、ちょっと変わった日常生活が妙に惹きつけられる「あの家に暮らす四人の女」
お勧めの一冊です。
それではまた次回お会いしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
